介護を必要とする生活で「移動」は避けて通れない問題になります
お身体が不自由な方にとっては通院や買い物の移動手段として介護タクシーの利用も選択肢のひとつとしてありますが
事前の予約や介護タクシーの配車状況、車種とのミスマッチなど
必ずしも利用者にとって便利で使いやすいと言えないのが実情の様です
地方では特に深刻な問題として入院治療が終わり定期的な検診やリハビリのために通院しようとしても住んでいる地域に専門的な医療機関が無く
十数キロ以上離れた病院までの通院そのものが問題になり、当事者はもとより介助する家族への負担も大きくなります
思いもよらないタイミングで母の容態が悪くなり退院後のクルマの乗り降りの事を考えると福祉車両の購入も検討しないといけないのですが
退院までの時間も限られている今、何か良い解決方法を模索しています。
以前自動車メーカー製の福祉車両(回転シート仕様)を利用していたこともあったのですが母の健康状態も良くなり手放しました
自分の中でもずっと以前から乗りたかったニッサンPAOを購入して大切に乗っていた矢先の出来事です
Webで調べてオートフォーラムさんに相談してみました
自動車への乗り降りは当事者はもちろんサポートする介助者にとっても悩ましい問題です
介助者がサポートする際に問題になるのが自動車の座席への高さと奥行きです、当事者はもちろん介助者にとっても大きな負担になります
やっと手に入れる事が出来たニッサンPAO、古いクルマなので故障した際に部品の入手が難しいのですが地元でメンテナンスしてくださる自動車屋さんが
色々と工夫しながら親切に面倒を見てくださってます
大好きなクルマなので仕事でも毎日乗り、いつも一緒の時間を過ごす家族のような存在
PAO(パオ)は日産自動車が1989年に同社の初代マーチ(K10)をベースに個性的なコンセプトで
販売したパイクカーシリーズの一台です
回転シートの使用環境も含めて助手席回転シートの適合確認のためおクルマを持ち込まれました
古いクルマですが隅々までリフレッシュされておりオーナー様の「愛情」を感じるクルマでした
車体側の寸法やシート取り付け高さの測定後取り付けの可否を判断後、概算お見積もりを提示させて頂きます
使用するユニットはスウェーデン国 BraunAbility euro社製品 TurnOutの手動タイプです
後付け回転シート改造 / ターンアウト | 広島県 岡山県の福祉車両、介護車両の改造専門店|広島県オートフォーラム (autoforum.co.jp)
コンパクトシートの標準布生地をベージュレザーに張り替えしました(ブラックレザーも可)
スウェーデン Braunabirity euro社製回転シートユニットはシート座面の旋回中心点をオフセット設計しているため展開角度が90度あります
シート前後スライド機能を併用する事で座面の有効展開寸法が大きくとれるのが特徴です
当事者は勿論介助者の動作負担を低減できあんぜん・安心におクルマへの乗り降りをサポートします
https://autoforum.co.jp/turnout/