岡山、広島でクルマを自由に乗れる当たり前を!
「低身長 持ち込み自動車教習車製作」を紹介します。
選択要素 自動車運転免許取得 教習車両改造 ペダル延長改造 持ち込み教習
自動車運転免許証を取得するためには公認自動車教習学校で
実技と学科を受講し教習課程(実技、学科)を修了したあと
本試験(学科)を合格することで晴れて運転免許証を取得できます。
街中で見かける自動車教習車両
ナンバープレートを見るとプレート管轄を示す地名の後の
小さな数字が88となっています
これは自動車の用途種別が「自動車教習車」と法令で定められた仕様の
クルマになっているからです
車両の前後に表示板、運転席、助手席教官用にそれぞれブレーキペダル
後方確認のための補助ミラー などなどの専用装備品
お身体の不自由な方が、はじめて運転免許証を取得する際に
自動車学校に配車されている教習車両では実技教習を受けれない
ケースが想定されます
ハンディキャップには多種多様な事情があり
それぞれのケースに応じた教習車両が必要にもなります・・・・
学生さんが夏休みに入るころ
近隣の市にお住いの親御さんからご相談を受けました
「低身長のため教習車両(トヨタ・コンフォート)に着座した際
運転座位は座布団を敷いて確保できるのですがアクセル、ブレーキ
が十分踏み込むことが出来ません」
「自動車学校から本人用の教習車両を持ち込んでからでないと
教習が出来ません・・・」との回答
自動車教習車を製作して持ち込み車両という話は、時々耳にしていましたが
実際にその様な方法は非常に時間と費用が掛かり現実的ではない事。
自動車学校に直接お願いして入校期間中だけお子さんの「専用車両」
として使う改造許可をもらえるように一緒にお願しに行くことに
既存のペダルにボルトオンで踏み込み面を3~9cm延長できる
ミニスタンプペダル・エクステンションという製品があります
https://autoforum.co.jp/pedal_extension/
スウェーデン製ですが、東京の輸入元にあった在庫を事前に取り寄せ
日時を調整して三人で自動車学校へ訪問
教習車両に仮装着して生徒さんに着座してもらい校長先生じきじきに
確認をしていただきオッケーを頂きました
「本装着に関しては本人仕様に微調整する必要がある」旨をお伝えしたら
「今日持って帰って良いから急いで取り付けてもらいたい」
「今日は入校願書を書いてもらい週明けから教習を開始しましょう!」
本装着に関しては本人仕様のため延長寸法を15mmプラス
アクセルペダルが「オルガン式」のため取り付け後のずれ防止の
ロックプレートを追加して取り付け精度を上げておきます
ペダル操作は足のかかとを床に着けるのが基本姿勢なので
追加作業として簡易の床面かさ上げの加工をしておきます
それから約1か月後のある日、親御さんからお電話を頂きました
「自動車学校も無事卒業でき本試験を合格すれば運転免許証を手にする
ことが出来そうです、ありがとうございました。」
ミニペダル本体の取り外しはそれ程難しい作業ではないので
必要な工具と手順、アクセルセンサー配線を外した際の注意点をお伝え
してお客様サイドで教習車両の復元をされ保管されることになります
お車を購入された際でもこの「ミニスタンプペダル」を再利用できます
運転免許証取得 おめでとうございます。