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頸椎損傷C6自動車運転への思い 前編

更新日:

岡山、広島でクルマを自由に乗れる当たり前を!

脊髄損傷(頚損C6)の方が自動車の運転再開するための補助改造事例(前編)を紹介します

選択要素 車いす 乗り降り補助 車いす収納 ドライビングポジション 体幹保持

数年前、交通事故で頸椎6を損傷した青年

九州別府にあるリハビリテーション病院で回復期治療を受けた際に

自動車運転免許を取得しました

自動車の運転免許取得に加え「手動運転補助装置」を使用しての運転訓練

初めの頃はハンドルを回すことが全くできない状況

でも、同じ時期に入院していた仲間からのアドバイスや励ましで

少しずつ「コツ」も掴むことができ念願の自動車運転免許証を手に入れました

九州の回復期病院に入院中車両を用意し「手動運転補助装置」

「サイドサポートシート」「シートポジション」の本人運転系改造を

改造業者さんに依頼

退院と同時に九州から車と一緒に岡山県に帰り新しい生活のスタートです

自宅で始まった車いすでの新しい生活、同時に自宅での自動車運転練習の開始

自立した生活を送るためには、出来ないことを出来るようにする

工夫と努力の積み重ねの日々です

そんなある日「オートフォーラム」に一本の電話がありました

「福祉車両の運転改造についてご相談があるのですが・・・」

「わたくし岡山市内で障害者リハビリの医療器具を取り扱うものですが、

お客様の自動車改造で色々と相談にのっていただけますか?」

お話を聞いたところ、彼が改造されたクルマを受け取ったのが退院当日で

改造内容の確認や調整など出来る時間がなく、そのまま自宅へと帰ることに

いざ、練習をしようと思っても上手くいかなかったり 車いすの収納の際に

車いすのフレームがシートSWが当たり壊れてしまったり・・・・・

中でも最大の悩みは体幹保持が出来ないためシートポジションが決まらない

ことに加えてハンドルの固定に使用する

「手型旋回グリップ」が手に合わずグラグラしてしまうとの事でした

もう暦のうえでは春でしたがまだ寒い北風が吹く日曜日

家族の方と一緒にクルマを持ち込んでいただき彼と一緒に

問題点の洗だしをします

ここから以下には画像と一緒にその内容を書き出しますが

頸椎損傷の後遺症については「国立別府リハビリテーション病院」の

外部サイトに簡単な参考資料がありますのでご覧ください

http://www.rehab.go.jp/beppu/nbc/baske.htm

【ハンドル操作編】

両下肢が麻痺しクルマを走らせる・止めるという運転操作を行うための

「手動運転補助装置」は一般的に左手で操作します、そのため曲がるという

ハンドル操作は右手だけで操作しなければなりません

これは「旋回ノブ」とか「旋回グリップ」と呼ばれるものを使用します

工場や倉庫で使うフォークリフトのハンドルにある持ち手のようなものです

ただ、頚損の場合モノを握る、掴む、つまむ、という動作や

手首を柔軟に曲げる動作が非常に困難なことから

手のひらに合わせた形状のグリップにバンドで結束固定する

「手型旋回グリップ」を使用します

全体のイメージは少し表現が悪いかもしれませんが「サンダル」のような

イメージが解りやすいでしょうか?

彼の場合、標準のSーMーLのサイズから選びそのまま使用しているので

実際の手のひらの形に合わず

ベルトの間隔も狭すぎるためステアリング操作中に手がぐらつき手のひらが

抜けそうになります

ステアリングへの着脱もロックリリースレバー操作が指先で出来ないため

一人でグリップの着脱装着が出来ません

オートフォーラム改善

1.福山市内の皮縫製が出来る業者さんに依頼して手のひらに密着する形状に

パット詰め、形状の修正

2.二本ある固定バンドの間隔を広めにとることで締結を確実にする

3.ロックリリースボタンに解除レバーを追加し自分一人での解除操作を

可能にする

【インテリアデザインの見直し】

「握る」「つまむ」「回す」「引く」などの日常動作が困難なため

健常者を前提にしたデザインは彼にとっては困難な課題です

私たち作り手にも「何が彼にとって最適なデザインか?」が理解できないと

「より使いやすい」クルマ作りにはなりません

対面相談から見えてきたことから具体的に

「ここにこんな高さで」「こんなカタチの」「これくらいの大きで」・・・・

そんな話し合いにより、良いデザインが見えてきます

オートフォーラム改善

1.使用頻度の高い操作SWやクルマが自動化されている機能を解除するSW類

の形状変更と配置

2.指先の引っ掛ける部位が滑りやすい箇所などには、リングを取り付け

確実な操作を可能に

3.夜間乗降の際にドア付近や運転座席の足元を確認できるようLED照明を

追加で配置

【足ペダルレイアウトの見直し】

脊損の方の場合個人差はありますが下肢筋肉の緊張から足の痙攣を起こしたり

いきなり足が伸びきったりするケースがあります

また、感覚が麻痺しているため運転中気が付かないうちに

足元のペダルにつま先が触れ

アクセルやブレーキを運転中に誤操作することもあります

対応策としては「ペダルガード」と呼ばれる遮蔽板を取り付けるのですが

彼の場合ペダル(アクセル・ブレーキ)の中間を中折れできる改造にしました

これは、九州の業者さんにオーダー入れていたのですが「出来ない」と断られ

てしまったそうです

ペダルガード   http://autoforum.co.jp/pedal_guard

オートフォーラム改善

1.アクセルペダルの上部に蝶番を入れ跳ね上げる改造

2.アルミ製ブレーキペダルアームに高強度ボルト固定の特殊関節を入れ

ブレーキペダルを中間から折れる構造にして足元の間隙を確保

3. 健常者とのカーシエアを前提とすため足元ペダルの切り替えには工具不要に

すこしずつ、彼にとって理想の形に近づいてきました

後編では、運転の基本となる「体幹保持」のための補助具と

車いす収納をスムーズに行うための車内レイアウトの対策改善について

お話します

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