岡山、広島でクルマを自由に乗れる当たり前を!
「ペダルガード(下肢麻痺運転その他改造)」
という製品を紹介します。
選択要素 下肢障害 片麻痺 痙攣 ペダル誤操作
オートフォーラムには
様々なお悩みの相談が来ます。
自分にとっても初めての相談内容もあり
お電話やメールではお互いに
イメージがつかみにくい
こともあります
今回ご相談をいただいたケースは
ご家族の方が「左半身麻痺」の状態になり
運転に際していくつかの課題がある様子です。
一般的に「右半身麻痺」のケースは比較的多く、
今回のような「左半身麻痺」のご相談は少ないです
と言いますのもオートマチック車の場合、
「走る/止まる」は右足の操作で可能なので
右手でハンドル操作を行う
旋回ノブを取り付ければほとんどの場合
運転が可能になります
では今回のお客様の
お悩みはと言いますと・・
運転中麻痺した左足が
ブレーキペダルの裏側に潜り込み
ブレーキ操作ができなくなる
恐れがあるとのことでした。
その靴のサイズはなんと33cm
靴の踵から先端までは36cmもあります
お電話で相談を頂いた時、
通院されている病院のPT、OTさんから
運転中は危ないので
左足を紐か何かで縛るようにと
アドバイスされたそうですが
「どこに、どうやって縛るものか???」
百聞は一見にしかず
実際に同型の軽四の運転席に
座ってもらい計測します
お客様とお話ししながら
計測を進めていくとイメージが
少しずつ出てきます
一緒にご来店いただいた
家族の方の話や
今回新車購入されるお車の色など・・・
安全性や機能も大事ですがそれ、
そのものが違和感がない
見せ方にも配慮すること・・・
新車であることと
装着後の位置調整が必要なことを
考慮して専用のブラケットを製作します
ブラケットの取り付けは運転座席の
シートボルトを使用して固定します
手間は掛かりますが
既存のフロアーや床に
穴あけ加工しなくても
良いようにしておきます
ポール(足の内側にポールを
立てて足が右方向に動くのを
防止する形状のもの)の位置も
ブラケットの先端部に
4か所メスねじを加工して
実際に使い良いポイントを
調整できるように
細工をしました
このバイク用のカスタムグリップを
垂直にセットします
先ほどの計測中お客様と会話しながら
私のイメージの中に
形や色が決まっていました
仕上がり的にはこの様な感じになります
普段ブラケットはフロアマットの下に隠れて
「カスタムグリップ」だけがペダルガードの
役目をしてくれます、側部がゴムなので
靴も傷みませんしね
実は今回のご来店時に一番盛り上がった話題は
「33cmの靴は一体どこに売ってるのか?」
でした。
これで足元を気にすることなく
ドライブが楽しめますね